静岡県側も開山(山頂トイレ及びお鉢めぐりについて)
富士山日記第28号(執筆者 環境省 沼津自然保護官事務所 橋本)
7月10日(金)、静岡県側の3登山道(須走口・御殿場口・富士宮口)も山頂まで開通しました。
今年は残雪の影響が少なく、準備も順調に行われての開通となりました。
お鉢めぐりの通行について
7月10日(金)、富士山頂を1周するお鉢めぐり歩道が、全線開通となりました。
今年は、山梨県側の吉田口下山道が閉鎖となる9月15日(火)まで供用の予定です。
ここ数年は、剣ヶ峰の下に雪が残り、部分的な通行止めをしてきましたが、今年は一気に開通できました。
1周約3.3kmのお鉢めぐりは、お天気が良ければ360度様々な景色を楽しむことができます。
日本で1番標高が高く空気の薄い場所ですから、焦らずゆっくりと呼吸を整えて水分をしっかり補給して、景色を楽しみながら歩いて下さい。
また、歩道から外れて歩くことは落石を引き起こすなど、自分だけでなく、周りの人にも危険が及びますので、きちんとコース上を歩いていただきますようお願いいたします。

(2015年7月10日 橋本撮影)

山頂公衆トイレについて
7月10日(金)4:00、予定通り供用を開始しました。
今年は、9月15日(火)16:00まで供用の予定です。
富士山頂は厳しい自然環境のため、トイレに蛇口をひねれば水が出るという設備がありません。
代わりに、手を消毒するジェルを備えていますので、そちらをご利用下さい。

山頂公衆トイレは300円のトイレ使用協力金(利用料)をいただいています(富士山の公衆トイレ・山小屋トイレでは標高等に応じて100円~300円の協力金をお願いしています)。
厳しい環境の中で適切なトイレ環境を維持管理・運営していくための資金ですので、ご協力をよろしくお願い致します。
今シーズンの登山道やトイレの情報は下記からご確認下さい。
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登山シーズン