2021.05.31

富士山のトイレ

富士山のトイレ問題と環境配慮型トイレ

かつての「白い川」
かつての「白い川」
富士山では、かつての浸透放流式の「垂れ流し」によって、汚物やトイレットペーパーが「白い川」となって残されていました。
平成9年度ごろからトイレの改良を進め、平成18年度にはほぼすべてのトイレが環境配慮型トイレ(非放流トイレ)となりました。
富士山の環境配慮型トイレは、オガクズやかき殻を用いたバイオ式による環境にやさしい自己完結型のトイレです。
  • ルールとマナー
  • トイレの位置

富士山でのトイレ利用のルールとマナー

トイレの利用上の注意を守りましょう!

  • 場所によってトイレの処理方式が異なります。それぞれの使用方法のよく確認して、利用上の注意を守って使用しましょう。
  • (例. 吉田ルート下山道七合目トイレはオシッコとウンチを別々で処理します。その為、ウンチの処理槽にオシッコが入ってしまうと機械が壊れてしまいます。特に男子は、小便の方は小便器の部屋を利用し、個室を利用する場合でも立ち小便をするのではなく、座って用を足すようご協力お願いします)

ゴミの投入は絶対に禁止!

  • トイレへのゴミの投入は厳禁です。異物を投入すると故障の原因となりますので、指定されたもの以外は絶対に投入しないでください。
 ※トイレが故障して常駐しているスタッフで修理できない場合には、修理の為のスタッフの派遣が必要になりますが、部品の調達と運搬が容易ではありません。また、修理作業が天候に左右されて遅れることもあります。使用禁止になることで、混雑が悪化し待ち時間がさらに長くなることにもつながります。

小銭の準備を!

  • トイレを利用する際は、100円から300円程度の協力金(チップ)をお願いしています。ご協力ください。
※富士山のトイレは、現地での一次処理後の廃棄物を麓まで運んでから処理します。また現地での清掃要員の人件費、建物のメンテナンス、焼却式のトイレでは燃料費や燃料の運搬費など、維持管理には莫大な費用がかかります。(参考:山頂トイレの年間維持管理費:約5,000万円)
※富士山保全協力金は、山小屋等のトイレの維持管理費には使われません。

携帯トイレを持参しましょう!

  • 7月1日から7月9日までは全ての山頂トイレが使えません。携帯トイレを持参しましょう。
  • 時間帯によってはトイレが混雑することがあります。万が一の場合に備えて携帯トイレは有効です。

トイレの位置

  • 公衆トイレと各山小屋のトイレが利用できます。
  • 登山ルートによっては、山小屋が少なくトイレがほとんどない区間があるので、予めトイレの位置を確認し、計画的に利用しましょう。
  • 特に、山頂トイレや吉田ルート下山道七合目トイレは非常に混み合うため、計画的に利用しましょう。
※吉田ルート下山道には山小屋がありません。下山道七合目トイレが混み合うため、山頂トイレや六合目トイレ(下山道七合目から30分程度の距離)の利用をお願いします。
  • 公衆トイレは、下記に設置されています。

吉田ルート

  • 富士スバルライン五合目
  • 六合目
  • 下山道七合目

吉田ルートの公衆トイレの位置については以下へ
(ルートマップ参照)

御殿場ルート

  • 御殿場口新五合目

御殿場ルートの公衆トイレについてはこちらへ
(ルートマップ参照)

須走ルート

  • 須走口五合目

須走ルートの公衆トレイの位置についてはこちらへ
(ルートマップ参照)

富士宮ルート

  • 富士宮口五合目

富士宮ルートの公衆トイレについてはこちらへ
(ルートマップ参照)

山頂

  • 山頂(富士宮口山頂付近)
  • 山頂(吉田・須走口山頂付近)

山頂の公衆トイレについてはこちらへ
(ルートマップ参照)