2021.05.20
高山病について
高山病の症状
富士登山で登頂を断念せざるを得なくなる最も多い理由のひとつが高山病です。安全で快適な登山を楽しむために、高山病を予防しましょう。
- 高山病は、血中の酸素濃度が下がって発症する症状です。
- 寝不足や体調不良では悪化しやすくなります。
<主な症状>
- 疲労感、脱力感
- 頭痛、めまい、食欲不振
- 吐き気、嘔吐など
- 反応も鈍るため、仲間同士で声の掛け合いが効果的。
- 脳浮腫や肺水腫といった死に至る病気を併発することもあります。
予防策
- トイレを我慢したり、水分を控えると新陳代謝が低下し、高山病の症状が発症しやすくなります。そのため、水分はこまめに摂取しましょう。
<効果的な予防策>
- 出発前に、五合目付近の標高で1時間から2時間程度休憩し、高度順応
- ゆっくりした一定のペースで歩く
- 定期的に、体が冷えない程度の短い休憩
- こまめな水分補給(トイレを我慢するために水分を控えると高山病になりやすい)
- お腹からしっかりと息を吐き出す深呼吸
高山病の対応策
- 高度を下げることが最良の対応策です。
<発症後の対応策>
- 症状がひどい場合は下山
- 体を暖かくして休む
- 体調悪化のときは、救護所へ。