2022.07.04
夏到来! 安全で楽しい富士登山を!!(3)ルールとマナー編
富士山日記第106号(執筆者 環境省 沼津管理官事務所 アクティブレンジャー 刑部 美鈴)
今年2月 富士宮からの富士山
吉田側は7月1日に開山を迎え、静岡県側は7月10日の開山までもうまもなくとなりましたが、皆様富士登山の準備はもうお済みでしょうか!?
今年こそは日本一高い富士山の山頂を目指したい!山頂からの景色がみてみたい!という方も多いのではないでしょうか。
富士山に初めて登る方も含め、前回の日記の(1)計画・アプローチ編、(2)装備・服装編に続き、富士登山におけるルールとマナーをご紹介したいと思います。
今年こそは日本一高い富士山の山頂を目指したい!山頂からの景色がみてみたい!という方も多いのではないでしょうか。
富士山に初めて登る方も含め、前回の日記の(1)計画・アプローチ編、(2)装備・服装編に続き、富士登山におけるルールとマナーをご紹介したいと思います。
1.山小屋予約しましたか?
山小屋に泊って山頂を目指す方もいると思いますが、今年もコロナの影響で宿泊人数を絞って営業しております。
そのため、各小屋での事前予約は必須となりますので、登山の前に必ず予約をお願いします。
また、山小屋には遅くても16時頃には到着できるよう事前に登山行程を確認して、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
そのため、各小屋での事前予約は必須となりますので、登山の前に必ず予約をお願いします。
また、山小屋には遅くても16時頃には到着できるよう事前に登山行程を確認して、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
2.落石に注意!
富士山は非常に落石の多い場所です。
登山道以外の所を歩くと落石を起こし、その落石が他の登山者に当たってしまう危険性があります。
またロープの外で休憩したり、御来光を待っている登山者の方を多く見かけますが、これらの行為も落石を起こす危険性があります。
自分が休憩するときも落石の当たらない場所か、落石を起こさない場所かを確認して休憩するようにしましょう。
またヘルメットの着用をおすすめします。
3.富士山から持ち出さないで!
富士山は五合目から上が国立公園の特別保護地区になっています。
動植物の採取や、記念に溶岩を持ち帰ったり、落書きをしたり、テントを立てて泊ったりすることは禁止されています。
動植物の採取や、記念に溶岩を持ち帰ったり、落書きをしたり、テントを立てて泊ったりすることは禁止されています。
4.自分で出したゴミは自分で持ち帰って!
富士山にゴミ箱はありません。自分で持ってきたお弁当やペットボトルのゴミは持ち帰るようお願いします。落としたり捨てたゴミを拾い、街に持ち帰って処理している人たちがいることを忘れないでください。 またコロナ渦での登山ということで、マスクの落とし物が増えていますので、ご注意ください。
5.富士山のトイレってどうやって処理されているか知ってますか?
富士山のトイレは、主にオガクズやかき殻を用いたバイオ式のトイレであるため微生物による一次処理後は廃棄物を麓まで運んでから処理しています。
このような運搬費のほか、清掃要員の人件費や施設のメンテナンスなど多くの費用が掛かってくるため、トイレをご利用の際にはトイレチップのご協力をお願いしています。登山の際には小銭のご用意をお忘れなく!
このような運搬費のほか、清掃要員の人件費や施設のメンテナンスなど多くの費用が掛かってくるため、トイレをご利用の際にはトイレチップのご協力をお願いしています。登山の際には小銭のご用意をお忘れなく!
安全で楽しい富士登山を!
富士山には富士山のルールやマナーがありますので、それを理解し皆様が楽しい富士登山ができるようご協力をお願いいたします! 今年は是非富士山頂を目指しましょう!!