【募集終了】「富⼠⼭を楽しく安全に登ろう!」動画・デザインコンテスト
富士登山の公的ポータルサイトである当『富士登山オフィシャルサイト』に掲載する安全で快適な富士登山普及啓発のための動画等作品を募集します! 表彰作品には最大10万円の賞金を授与!
目的
富⼠⼭では、コロナ禍以前、2ヶ⽉間の短い開⼭期間中に20 万⼈を超える⼈が⼋合⽬以上に登り、初めての登⼭が富⼠⼭という登⼭未経験者が6割を超えることが特徴となっています。登⼭経験のない登⼭者が多いために、装備不備や弾丸登⼭と呼ばれる無理な⾏程での登⼭などにより、事故や⾼⼭病、低体温症等も多く発⽣し、安全で快適な富⼠登⼭の普及が課題となっています。また、近年は外国⼈登⼭者の増加も著しく、安全な登⼭の普及に加え、国⽴公園でのルールや登⼭のマナー等の周知も課題となっています。
このような状況を踏まえ、より多くの富⼠登⼭者に富⼠登⼭で注意して欲しいことを分かりやすく伝えるため、当サイトに動画等を掲載することとしました。今回のコンテストは、動画等掲載にあたり、コンテストにより⼀般から募集することで、国⽴公園の適正利⽤及び安全で快適な富⼠登⼭の普及啓発の訴求効果を⾼めることを⽬的として実施するものです。
募集する作品 テーマ:「富士山を楽しく安全に登ろう!」
作品には、次の1~7のいずれかの内容を含めてテーマを表現してください。複数の内容を含んだ作品でも構いません。
夜間に登山を開始し、山頂でのご来光をめざす「弾丸登山」。休憩を十分にとらず短時間で頂上をめざすため、疲労によるケガや高山病などのリスクが高まり、結局、つらい登山の想い出が残ります。楽しい富士登山の想い出を残すためにも十分な休憩とゆとりある行程を推奨しています。1.ゆとりをもって登ろう
週末・祝日・お盆には登山者が集中し、山頂付近の登山道は大渋滞となります。混雑する登山道では落石事故の危険も高まります。混雑を避けた登山を推奨するため、「混雑情報カレンダー」を作成し、平日登山や山頂以外でのご来光などを呼び掛けています。混雑するルートを避け、異なるルートの魅力を感じて登るのもおすすめです。2.混雑を避けて登ろう
富士山は落石が発生しやすく、過去には多数の死傷者がでています。落石対策として、ヘルメットの着用、登山道をはずれない、登山道の谷側は歩かない、休憩時に斜面の下を避けるなどを呼び掛けています。万が一、落石が発生した場合には、大きな声で叫び、周囲に知らせることが重要です。吉田ルートではヘルメットは六合目で貸し出しているので利用しましょう。3.落石に注意
標高の高い富士山では、酸素濃度が薄く、頭痛等を伴う高山病を発症しやすくなります。無理をして山頂を目指すとさらに悪化し、時に意識混濁を引き起こします。高山病は、高度を下げることでしか改善できないため、体調がすぐれない時は的確に状況を判断し下山を決断することが重要です。高山病を予防して快適な登山にするためには、登山前に五合目で休憩をとって標高に体を慣らすこと、ゆっくりと一定のペースで登ること、十分な水分補給等を呼び掛けています。4.体調がすぐれないときは下山の決断を
富士山の山頂は真夏でも零度近くまで下がり、真冬並みです。また、富士山の天気は急変しやすく風雨が強まると体感温度は急激に低下し、命にも関わる低体温症の危険が高まります。寒さや急な風雨に備え、雨具は必須です。富士山では風は下から吹くと言われ、ビニルカッパやポンチョは役に立ちません。雨具はセパレートタイプの丈夫なものを用意しましょう。富士山は手軽に登れる山ではありません。十分な装備など準備が大切です。5.天候の急変に備えて装備は十分に
富士山には貴重な自然資源、歴史資源が沢山あります。特に五合目より上は、国立公園特別保護地区や特別名勝に指定され、動植物の採取、岩石の持ち出しなどが禁じられています。山梨県と静岡県による「富士山カントリーコード」では、落書きやテント泊、焚火の禁止などが定められています。貴重な富士山の資源を保護するためにルールを守るとともに、ゴミは持ち帰る、登山道では登り優先などの登山者としてのマナーも守って、みんなが快適に登山できるようにしましょう。6.ルールとマナーを守って快適な登山を
富士山では道間違いによる遭難が少なくありません。特に吉田ルートと須走ルートが分岐する下山道八合目では標識の見落としなどで毎年多くの登山者が目的地とは異なる登山口に下山しています。特に外国人に多くみられ、道間違いは移動のための時間や交通費がかかるだけでなく、夜間になれば遭難の危険もあります。登山に先立ち、富士山では色分けで表示される4つのルートがあることを周知し、道間違いのに注意するよう呼びかけることも重要になっています。7.道間違いの注意
募集要領
応募作品の規格
- 映像(実写、アニメ、CG、スライドショー等)、写真、イラストなど作品の形態は問いません。
- 電子データの作品のみ受け付けます。データサイズは、1作品あたり1GB未満としてください。
- 映像作品の場合は、15秒~10分とします。
- 言語は、日本語または英語のみとします。その他の言語の場合は、日本語または英語の字幕や音声で訳を表示してください。
- 作品制作時の撮影地、撮影場所は問いません。
※現地を舞台とした解説動画である必要はなく、歌唱や寸劇・漫才・紙芝居等、作品の表現方法は自由です。
- 映像作品の場合
- 写真・イラスト等の場合
応募資格等
- 年齢、プロアマは不問です。グループによる応募も可能です。
- お一人(1グループ)につき何点でも応募できます。
応募締切
応募方法
- 作品ごとに、応募者名(ニックネーム可)と作品タイトルを含むファイル名を必ずつけてください。ファイル名は、下記のつけ方にならい応募者名と作品名をアンダーバーで繋いでください。
- 下記のGoogle formから、必要事項を入力し、作品のファイルを添付してご応募ください。
https://forms.gle/9hWXnip9NNAjqV9M6
<応募時の注意事項>
- 応募フォーム以外の媒体からの応募はできません。
- 応募作品は、他のコンテスト等において発表されていないもの、または発表予定のないものに限ります。
- 二重応募または類似作品とみなされる作品は失格となる場合があります。
- 原則として、応募後の作品の編集や応募辞退はできません。
- 提出いただいたデータは返却しませんので、コピー等を保存してご提出ください。
審査・表彰
- 審査は環境省が行い、応募作品の中から「富士登山オフィシャルサイト」に掲載するのにふさわしい作品を選定します。
- 審査においては主に下記の点を重視します。
- 富士山の適正利用や安全登山に資する啓発効果が期待できること。
- 登山初心者や外国人登山者にも伝わる内容や表現であること。
- 視聴者が惹きつけられる内容となっていること。
- 選定した作品の中から特に優れた作品としてグランプリ1点、準グランプリ1点を選定し、最大10万円の賞金を授与します。
- コンテストの趣旨に相応しい作品がないと判断した場合には、該当なしとすることもあります。
- 個別の応募作品に対する講評や審査結果の公表は行いません。
発表
- コンテスト結果は、2022年3月頃「富士登山オフィシャルサイト」で発表します。
- 受彰者にはメールで通知します。
注意事項
- 危険性を表現するにあたって、危険な行為を実演することは行わないでください。
- 無許可で立ち入り禁止区域(冬期閉鎖中の登山道含む)での撮影や、歩道を外れる等の自然公園法に抵触する可能性のある行為は行わないでください。
- 著作権
- 応募作品は応募者本人及び応募者本人を含むグループが制作し、すべての著作権を有しているものに限ります。
- 応募作品は、適切な権利処理がなされているものとみなします。
- 応募作品は公開されることを想定し、その内容に関して権利侵害または損害賠償等の問題が生じた場合、主催者は一切の責任を負わないものとします。
- 肖像権
- 応募された全作品は、公開について了承したものとみなします。
- 不特定多数が映る景観等の描写以外で、制作者以外の人物が映りこむ場合、当人の承諾を得るか個人が特定できないように加工してください。
- 応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、応募者は、主催者が当該作品を、一般への公開や頒布等、公益のために活用することに無期限に同意したものとみなします。
- 主催者が表彰作品の公開にあたり、ファイル形式の変換、画質・画像サイズ変換、スーパーインポーズ等を行なったり、部分的な削除をお願いしたりする場合があります。
<個人情報の取り扱い>
- 応募フォームに入力いただく個人情報は、表彰通知・賞品などの送付など本コンテストを運営するために必要な範囲で使用させていただきます。
- 受彰者以外の個人情報は審査終了後、責任を持って破棄いたします。
<その他>
- 商業的な宣伝を含むもの、民族や文化を揶揄するもの、特定の政治思想を拡散するもの、反社会的な内容を含むもの、その他、主催者がふさわしくないと判断したものは審査対象外となります。
- 表彰決定後に要項違反が判明した場合は、表彰を取り消しさせていただく場合がございます。
- 応募の時点で要項すべてに承諾いただいたものとみなします。
主催・問い合わせ先など
主催
環境省 関東地方環境事務所 富士箱根伊豆国立公園管理事務所
国立公園オフィシャルパートナーとは?
環境省(国立公園満喫プロジェクト)