2023.09.11
2023年 富士山は閉山しました
1.夏山期間以外は、富士山山頂への登山道は通行止めとなっています
登山道が通行止めとなっているところでは山小屋の営業が終了していたり、気象条件の厳しい積雪期においては猛烈な突風や吹雪に見舞われたりするなど、山岳遭難のリスクが極めて高く大変危険です。七合目以上では、突風による転倒やアイスバーンでの滑落の恐れもあります。
遭難の原因は、
・気象などの情報不足
・観光気分
・十分な装備を持たない
・知識や経験の不足
・無理な登山や過密スケジュール
・自分は事故を起こさないという過信
など様々です。
知識があり装備もそろえたはずの山岳経験豊富な登山者による死亡事故も発生しています。
こうした遭難事故の防止や自然環境を保全するため、平成25年に「富士登山における安全確保のためのガイドライン」が制定されています。
富士山においては、万全な準備をしない登山者の夏山期間以外の登山禁止をはじめとした、3つのルールが決められていますので、これらのルールを遵守するようにお願いします。
2.富士登山における安全確保のためのガイドライン(3つのルール)
(1)万全な準備をしない登山者の夏山期間以外の登山禁止
十分な知識やしっかりとした装備、計画を持たない登山者の登山は禁止されています。
夏山期間以外は特に気象条件が厳しく、救護所やトイレも閉鎖、携帯電話も通じにくいなど、安全確保が困難となります。
夏山期間以外は特に気象条件が厳しく、救護所やトイレも閉鎖、携帯電話も通じにくいなど、安全確保が困難となります。
(2)「登山計画書」を必ず作成、提出
登山は自己責任です。
ただし、万が一の遭難時の迅速な救助のため、登山する前に、行程・メンバー・装備・緊急連絡先などを記載した「登山計画書」を必ず作成、提出して下さい。
なお、「登山計画書」を提出したとしても、それは通行止めとなっている登山道の通行許可を意味するものではありません。
ただし、万が一の遭難時の迅速な救助のため、登山する前に、行程・メンバー・装備・緊急連絡先などを記載した「登山計画書」を必ず作成、提出して下さい。
なお、「登山計画書」を提出したとしても、それは通行止めとなっている登山道の通行許可を意味するものではありません。
(3)登山者のマナーとして「携帯トイレ」の持参
五合目以上にある山小屋や公衆トイレは、夏山期間以外は閉所されています。
万全な準備をした登山者が登山を行う場合、自然環境保全のための携帯トイレを持参して下さい。
また、自らの排泄物は回収し必ず持ち帰って下さい。
万全な準備をした登山者が登山を行う場合、自然環境保全のための携帯トイレを持参して下さい。
また、自らの排泄物は回収し必ず持ち帰って下さい。