位置と特徴

御殿場ルートは、御殿場口新五合目を出発し、静岡県側(御殿場市)の富士山南東側から山頂を目指すルートです。

御殿場ルートの特徴

  • 出発点の標高が低く、傾斜が緩やか。(山頂までの標高差が大きく、距離が長いため健脚向き)
  • 火山砂利を下る大砂走りの下山がダイナミック。
  • 他ルートに比べて山小屋が少ない。(トイレや休憩場所が少なく、緊急時に対応できる施設がない)
  • 4ルート中、最も登山者が少ないため、静かな登山が楽しめる。
  • 登山道の標高の高い位置から、ご来光が見られる。
  • 目標物が少ないため、夜間や濃霧時には道に迷いやすい。
位置図(地形図)

富士山カメラ

  •  https://jh170034.kudpc.kyoto-u.ac.jp/hpvt/ASITE01/

登山道の開通・閉鎖

開通時期

  • 例年、7月10日に開通します。
  • ただし、他の登山ルートが開通している場合であっても、当ルートの登山道の状況によっては、開通が遅れたり、一時通行止めになる場合があります。
  • 下山道として利用することを予定している場合も必ず下記で確認してください。

閉鎖時期

  • 例年9月10日に閉鎖します。
  • 但し、気候の状況によって異なりますので、必ず最新のお知らせ等で確認してください。
  • 閉山後は山頂を含め六合目以上の全ての山小屋・公衆トイレ等は冬季閉鎖となり、登下山道の整備も行われなくなります。夏と違って気象条件が厳しいだけでなく、落石・雪崩のリスクもあり大変危険です。開山期のような救護体制もありません。


【!】トイレの閉鎖に注意
閉山前に公衆トイレ及び山小屋が営業を終了することがあります。(特に8月下旬以降) これらがすべて終了すると吉田ルート上には登山道・下山道ともにトイレがありません。トイレの閉鎖時期や山小屋の営業期間も必ず確認してください。